虫よけ剤は、皮膚や衣類の上に塗ったりして、蚊やブヨなどの虫が近付くのを防ぐ製剤です。
虫よけ剤は、有効成分の濃度や適用する害虫の種類が異なりますので、購入時にご確認ください。
製剤によってはマダニやツツガムシなどにも対応可能な製剤があるようです。
いずれの製剤も年齢によっては使用できない製剤もあるようですので、年齢に応じた用法・用量および使用上の注意を守って適正に使用して下さい。
虫よけ剤にはエアゾール、ハンドスプレー、ジェルやティッシュなど様々なタイプがあり、用途や塗りやすさに応じて選んで下さい。また、アルコールが含まれた製剤もありますので。このタイプの製剤は火気の近くでは使用しないでください。
- 蚊の種類によっては昼間に吸血するタイプ(ヤブカ)や夜間に吸血するタイプ(イエカやハマダラカなど)があり、蚊の吸血行動に応じて虫よけ剤の使用タイミングを検討してください。
- 虫よけ剤は、皮膚を軽くおおうくらいの量で十分です。手のひらに製剤をとり、両手をこすり合わせてから塗ると薄く塗れます。
- 目やくちびるといった粘膜の周りや傷口などには使用を避けて下さい。
- 日焼け止めと一緒に使う場合には先に日焼け止めを塗った後に虫よけ剤を塗って下さい。
- 汗をかいた時は汗をふいて塗り直してください。
- 使用後は石けんと水で洗い流してください。
参考文献
福島慎二 (昆虫)忌避剤の使い方 日医雑誌 第152巻第4号