今回は診断や治療、そして再発予防について述べます。 診断 尿路結石が疑われる場合は検尿、レントゲン撮影、超音波検査やCT検査が行われます。特にCT検査は小さな結石も発見でき、結石の位置も正確に描出できます。 保存的治療 長径5㎜以下の結石は自然排石する可能性がありますので水分摂取等で経過観察します。薬物療法を行う場合もあります。...
虫垂炎(盲腸炎)や胆石といった突然お腹が痛くなる病気がありますが、泌尿器科の病気では尿路結石が代表格です。 腎臓でできた尿は尿管、膀胱、尿道を通り排出されます。この尿の通る路(尿路)にできる結石を総称して「尿路結石」と言います。...
以前、生活習慣を変えるだけで夜間尿の回数が変わる可能性をお伝えしましたが、当クリニックでは久留米大学の内村直尚先生の「睡眠の観点から見た夜間頻尿に対する生活指導」という指導せんを患者さんにお渡ししておりますが、今回その中から簡略抜粋致します。 「睡眠の観点から見た夜間頻尿に対する生活指導」の一部 ・就寝前の飲水を控える...
尿検査には大きく分けて2つの検査があります。 1つは尿一般検査で試験紙で調べる検査で、もう一つは尿沈渣検査で尿を遠心分離器にかけ尿中の細胞を集めて顕微鏡で尿中にどの様な細胞が出ているのかを調べる検査です。 今回は尿検査の2回目で、尿沈渣検査について述べます。
尿検査には大きく分けて2つの検査があります。 1つは尿一般検査で試験紙で調べる検査で、もう一つは尿沈渣検査で尿を遠心分離器にかけ尿中の細胞を集めて顕微鏡で尿中にどの様な細胞が出ているのかを調べる検査です。 今回は尿一般検査について述べます。
夜間頻尿の主な原因として多尿(特に夜間多尿)、膀胱容量の減少、睡眠障害が知られています。 夜間多尿とは夜間の尿量が1日の総尿量の1/3以上となる場合です。1日尿量が1500㏄の方は夜間に500㏄以上の尿量がある方は夜間多尿となります。...
以前は夜中に2回以上排尿のために起きるものを夜間頻尿としていましたが、最新のガイドラインでは1回以上となっています。このガイドラインでは私は立派な夜間頻尿患者です。以前は夜間の排尿回数は0~1回がいわゆる正常値でしたので、このガイドラインには非常に違和感を覚えます。決まったことに今さら異議を唱えても仕方のないことですので、建設的に考えたいと思います。