漢方薬治療

漢方薬治療について

当クリニックでは、
漢方薬治療も行っております。

 

漢方薬とは

漢方のイラスト漢方薬は、自然界に存在する植物や鉱物などの生薬を用いて、人が本来持っている自然治癒力を引き出すことによって治療していく薬剤です。
ですから、主に化学物質を用いて処方される一般の薬剤(西洋薬)とは性質が異なります。
現在の漢方薬や漢方治療は何千年という長い歴史と経験から確立されたものです。

漢方治療とは

漢方のイラスト漢方医学の特徴をあらわす言葉として「心身一如(しんしんいちにょ)」があります。身体と精神は密接につながっているという考え方です。
今まで治療を受けてきて、ある程度は良くなってきたのだけれど、なんとなくまだ身体の調子がすぐれないという場合に漢方治療が効果を示してくれる可能性があります。
十人十色と言われるように、人はそれぞれ異なった性格や体質等を持っていますので、個々人に焦点を当てて、その人に合った最適な漢方薬を決めて処方を行う治療です。
ですから、例えば重度の花粉症で悩んでいた方が他の疾患で処方された漢方薬で体質が変わり、次の年は花粉症が軽く済んでしまったということがあります。

漢方薬の上手な飲み方

どのように飲んだらよいですか?

通常の「粉薬」のように、顆粒のまま水で飲んでいただいて構いません。
顆粒が飲みにくい方は、オブラートに包んで飲んでも問題ありません。
「○○湯」という漢方薬は、白湯に溶かして飲んでいただいくとより効果的です。

他の薬(西洋薬)と一緒に飲んでもよいですか?

問題ありませんが、できれば飲む時間を30分~60分あけて内服していただくとより安心です。
他院より既に漢方薬が処方されている方は、その旨を申し出てください。
漢方薬に含まれる生薬によっては重複する場合、副作用の心配な場合もあります。

薬の内容によっては、西洋薬と併用が難しい漢方薬もありますので、受診の際は薬手帳などを持参され、現在服用中の薬をお教えください。

いつ飲んだら良いですか?

漢方薬は食事の前30分、または食事と食事の間(食間)の空腹時の内服が効果的です。
しかし、飲み忘れてしまった時や、内服でお腹の具合が悪くなる場合は、食後の内服でもかまいません。

漢方に適した疾患・症状とは

次のような疾患に効果があります。
  • 湿疹、蕁麻疹、にきびなどの皮膚科疾患
  • 冷え症、生理痛、月経不順、更年期障害などの婦人科疾患
  • めまい、しびれ、頭痛
  • 冷え性、肩こり、腰痛
  • 疲労感、体質改善
など
慢性疾患でお悩みの患者様
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