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「冷え症」について 1

 「ひえしょう」という言葉には体が冷えやすい体質をあらわす「冷え性」と冷えの症状をあらわす「冷え症」があります。ただし、しばしば混同されて使われているのが現状です。一般的には「他の人が寒さを感じない温度なのに手足などが冷たくてつらく感じる症状」をいうようです。

 

 「冷え」には病気がかくれていることがあります。注意すべき疾患としては

 ・甲状腺機能低下症

 ・貧血

 ・膠原病

 ・閉塞性動脈硬化症

 などです。

 

 「冷え」からくる症状としては

 ・肩こりや首のこり

 ・腰痛

 ・膀胱炎

 ・生理不順

 ・風邪をひきやすい

 ・アレルギー

 ・肌荒れ

 ・手足のむくみ

 ・頭痛

 ・イライラ

 ・不眠

 などです。

 

 原因としては

 ・皮膚感覚の乱れ

 ・自律神経の乱れ

 ・血流が悪い場合

 ・筋肉量が少ない場合

 ・女性ホルモンの乱れ

 などです。

 

 寒い時に手足に冷えを強く感じる理由は体の中心(胸・腹・背部)に重要な臓器が集まっており、特に寒いときは体の中心部に血液を集めて体温を維持しようとするために、末端である手先や足先には血液が行きにくくなり、温度が下がりやすくなるために冷えを強く感じるようになります。

 

 「冷え症」といっても冷えのタイプや症状は様々で

 ・全身が冷えるタイプ

 ・手足が冷えるタイプ

 ・上半身は熱いが下半身は冷えるタイプ

 ・ストレスで冷えるタイプ

 などがあるようです。

 

 次回は予防法等について述べます。