花粉症には小青竜湯という漢方薬が処方されることが多いです。
小青竜湯の青竜というのは、中国の神話に出てくる四神の一つで、東方を守護する神のことのようです。青は、緑色植物の緑色の色からの由来で、小青竜湯の成分の麻黄の色から名付けられたのではないかと言われているようです。
小青竜湯の適応する方は水様性鼻汁やくしゃみなどの症状のある方です。
成分に麻黄が含まれていますので、胃腸虚弱、高血圧や心疾患のある方には処方の難しい場合があります。
小青竜湯の処方の難しい方には麻黄の入っていない苓甘姜味辛夏仁湯という漢方薬があります。
小青竜湯は、漢方の番号では19番で、100を加えた119番が苓甘姜味辛夏仁湯です。番号をつける際に何か考えてつけたのかもしれませんね。